Crazy Moon Blog

PBCと戯言

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ジャンル

昔に比べると、随分と裾野が広がったと思われるPBC。
これらは、大雑把にオリジナルと版権だとか、BLとノーマルだとか、現代とファンタジーだとかに分けて語られることもあるけれど、私はちょっと異なる分け方を、こっそりしている。

そして、サイト運営についても、あるいは個々の問題にしても、往々にして、そのジャンルが区別されないまま混在していて、多くの人がその違いを認識していないことがトラブルの一因としてあると思っている。

どういう分け方をしているかというと、一口にPBC、つまりPlay by Chatと言ってしまえば、全部含まれるのだろうが、そもそもの起源が異なるものが一緒にされていると思うのである。

私は、下記のように分けて考えている。
起源というよりは、出身といった方がいいかもしれない。

1)TRPGが起源のもの。あるいは、TRPG出身のLさん。
2)同人等が起源のもの。あるいは、小説書きさん、作品ファンのLさん。
3)リアル、あるいは、近頃言われるシチュチャではなく、古典的意味でのシチュエーションチャット。

何が違うかと言えば、そもそもPBCに何を目的として、何を期待しているかが違うと思うのだ。

1の出身の人は、目的達成が目的だ。
これはシナリオ系などと馴染みやすい。
つまり、サイトとしてストーリーがあり、キャラは達成すべき目標を持つ。
他Cとの会話も、その目標へ近付くことを念頭に置いて行われ、言わば会話は目標達成を如何に面白い道筋にするかの手段となる。
このタイプのLさんは、無意味な会話、つまりダラダラただ喋ることが目的のチャットだとか、目標を途中で忘れてしまって、会話に流されてしまうといった行動を好まない。
あるいは、何故そういう行動を取るのか理解できないようである。
またそもそも目標も何もない世界観のサイトに馴染まない。
丁度、RPGでボスキャラを倒すことを目的に、街で人に話しかけたり、ダンジョンを攻略したりするのと同じと思えばよいだろうか。
だから、ボスキャラのいない(ストーリーや目的のない)サイトでは、何をすればいいのかわからなくなるか、キャラメイクの設定として目標を設置しようとする。

2の出身の人は、まずそれが版権であれ、オリジナルであれ、こういう世界、キャラが好きだ、こういうストーリーが好きだというのがある。
そして、それを実現し、好きなキャラクターになって動いてみたいと考える。
つまりまず設定ありきは、1と似ているが、それは何か達成すべき目的があり、そこに至るまでの道がストーリーとなるのではなく、ストーリーそのものが、言わばシナリオのように頭にあり、それに添ったロールを好む。
勿論、相手のあることだから、それをきっちり辿るわけではないが、こんなイメージのキャラで設定はこうだから…と、非常に細かく作り込むのが特徴だ。
行き当たりばったりで、キャラは勝手に育つとか、あるいは、名前と性別、職業、年齢以外は何も決めておらず、会話でキャラが変化していくというのは好まない。
私のキャラはこういうキャラなんだから!というのが、最初から非常に明確である場合が多い。

3の場合、言わば普通のチャットで素で会話する、あるいはリアルと同じく普通に生活している中で、色々な人と出会い、言葉を交わし、人生を作っていくのを、自分の分身のようなキャラを通して行い、出会いと会話そのものを楽しもうとする。
つまりリアルの人生は一度しか生きられないし、現実には色々な制約があるが、それを外したバーチャルな世界で、分身となった自分が生きようとする。

で、これらは起源が上記の通り、全く違う。
目的も、特徴も、嗜好も異なる。
出身が違うと、自分にとって当たり前と思っていたなり茶の常識が、実は全然違うということになる。
これは、どれが良いとか悪いとかでなく、ただ違うのだが、大抵の場合、違うことに気付いてない人が多いので、異なる出身の人に対して、常識がわかってないと捉えることがあり、トラブルのもとになる。

例えば3出身の人にとっては、リアルと同じく誰と出会い、どう会話をしていくかが全てであるから、それを最初から作り込んでしまう台本のようなロールは好まない。
しばしば寒いと評される。
しかし、1や2の人にとっては、それは当たり前だったりする。
むしろ3の人のあっさりしたプロフは不親切だと敬遠されることもある。

また1の人は、このキャラは今、こういう目標に向かって動いているのに、どうしてこの相手(2や3出身の人)は、それを忘れちゃったみたいに、別の展開(恋愛など)に拘るのだろう?と訝しんだりする。
しかし、2や3出身の人にとっては、目標なんてネタに過ぎないので、そこから関係が発展しそうになれば、実にあっさり忘れられるものなのだ。

あるいは、リアリティへの拘り具合も異なってくる。
しばしば、言わば夢の実現が重要であり、キャラは自分の分身というよりも、好きなキャラを自分が演じるという感覚に近い2の人は、リアリティ重視の細々とした突っ込みが入るのを嫌う。
しかし、一定ルールに従って皆が目標を目指さないと不公平だ、ゲームがフェアに進まないと考える1の人や、あくまでキャラは分身であり、リアリティのない世界ではご都合主義すぎて寒いと感じてしまう3の人にとっては、酷く我が侭に見えたりする。

嗜好についてもそうだ。
キャラが自分の分身であるなら、キャラの嗜好もLの嗜好をベースとする。
従って、3の人は、Lがホモセクシャルでなければ、BLやGLは敬遠することになる。
しかし、キャラは分身ではなく、むしろリアルの自分とは全く異なる夢の世界を楽しみたい人は、逆にBL等、Lとはより遠いキャラで嗜好でなければ、恥ずかしくて出来ないと感じることもある。


勿論、これらの分類は、綺麗に分けられるものではなく、混在している人も多いが、大まかに分ければ、このようになると、私は密かに考えている。
自分がサイト運営するにあたって、参加者さんを見るときに、この人はどのタイプだろうかとロールやキャラメイクから、大雑把に当たりを付けておく。
実際の出身がどうかというより、どのタイプに当たるかが重要で、それを私の頭の中で分けておくと、どういうトラブルが起こりやすいか、あるいはどういう違反を起こしやすいか、予想しやすいのである。
当然、早めの対処や、予防策がとりやすい。

ちなみに、私はバリバリの3出身で、しかも1も2も経験がないため、当然、私のサイトも、サイトの世界観、ルールも3を想定して作られている。
サイトはキャラ(Lさんの分身である)が人生を生きるための世界としてあるだけで、リアルにおいて、全員共通の目的や、あるいはストーリー、台本などがないのと同じように、サイトにもない。
ロールもキャラも、出来る限り、会話と出会いから生まれ育って欲しいと思っているから、最初にキャラのプロフを作り込むのも、あまり推奨していない。

これは、1と2が駄目と言うのではなく、単に私の好みであり、更に、私のサイトなんだから私の好みで、なおかつ、私が唯一理解できるやり方でやっているというだけのことだ。

ただ、これらの区別を付けていないと、ただ出身が違うから、これまでなり茶のルールだと思ってきたものが異なるのであり、決してマナーがなってないとか、常識を知らない訳ではないのだということに気付かずに起こるトラブルに対処が難しくなると思っている。
そして、私が他のサイトに参加を考える時は、3のサイトを探すようにしている。
1や2のサイトでは、私はきっと楽しめないし、そもそも暗黙のルールを理解せずに、大ポカをやらかす可能性が高いからだ。

だが、これは今、私が1や2のやり方を改めて覚えてやってみようという余裕や興味がないだけのことで、機会があれば、いつかやってみたら面白いかもしれないとは思う。
つまり、私にとって、同じPBCと言っても、1と2と3は、全く異なる遊びとして認識されているのだ。
だから、違う遊びもいつかやってみたいなと思う。
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  1. 2006/10/07(土) 04:02:27|
  2. PBC
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